UM-ONE mk2をいろいろなOSで使ってみた

最近、手持ちのMIDIファイルを古いMIDI機器で鳴らしてみたい、とふと思ったのですが、
考えてみたら、MIDIインターフェイスを持っていませんでした。

そのため、どうしたら接続できるのか?について検索したところ、ヒットしたのが、これ

Roland UM-ONE mk2


製品ページを見ると、OS対応が幅広いようです。
手持ちのMIDI機器がRolandであったこともあり、即買いしてしまいました。

製品到着後、手持ちの機器で鳴らせるか?いろいろなOSで試してみました。
(フリーソフトで)


Ubuntu 22.04.01 LTS

Linuxで動作するDTMシーケンサーとして有名なのが"RoseGarden"のようです。
Ubuntu標準のパッケージ管理より検索ができたので、そのままインストールしてみました。
UM-ONE mk2 をUSBポートに挿した状態で起動したところ、すんなり認識されていました。

鳴らす前に確認してみたのが以下の画面


その後、MIDIファイルを開いて鳴らすことができました。


macOS (Monterey)

Intel CPUのmacbookとAppleシリコンのmacbookを所有しているので、両方で試してみました。その結果、Intel CPUのmacbookはRoland提供のドライバなしで認識したのに対して、AppleシリコンのmacbookはRoland提供のドライバがないとデバイスは認識しませんでした。
どちらもMontereyでしたので不思議な感じではありました。
また、AppleシリコンのmacbookはUSBインターフェイスがtype-Cですので、UM-ONE mk2のUSB-Aをtype-Cに変換するアダプタを介する必要があります。

MIDIプレイヤは、MIDItrailを使ってみました。
以下の画像にあるように、Option > MIDI OUTより、Port Aを選択することでMIDI機器を使って演奏できます。



iPad mini (第6世代)

次に、iPadでも使えるとのことでしたので試してみました。
iPad特有の注意点としては、UM-ONE mk2にスイッチがあり、iPadのときだけ、"TAB"モードに切り替えが必要です。これを忘れると、デバイスから認識しません。
手持ちのiPadはiPad mini(第6世代)であるため、Appleシリコンのmacbookと同様にUM-ONE mk2のUSB-Aをtype-Cに変換するアダプタを介して接続します。
接続ができるとUM-ONE側で赤いランプが点灯するので認識するかどうかは分かります。


MIDIプレイヤは、macOSと同様、MIDItrailを使ってみました。
iPad用のMIDItrailはappStoreより入手可能です。

操作が若干分かりにくいので、画像を添付して説明すると、

"Settings"をタップし、下にスクロールさせると、"MIDI OUT DEVICE"という項目が表示されますので、"Port A"に”UM-ONE"を選択するとMIDI機器を使って演奏できました。


Windows 8.1

これはたまたまかもしれませんが、1回目はドライバなしで認識されましたが、2回目以降はRoland提供のドライバがないとデバイスは正しく認識しませんでした。

フリーソフトは2種類で試しています。

まず、Windowsでフリーソフトで公開されているDTMシーケンサーとして、"Domino"というソフトウェアがあったため、使ってみました。
ソフトウェア上の設定では、自動では認識しませんでしたので、手動で設定しました。
MIDI出力設定は、"環境設定..."をクリックします。


環境設定ダイアログにて、"MIDI OUT デバイス"のポートAにインターフェイスを設定します。


次に、再生専用のMIDIプレイヤとして、"KbMediaPlayer"というものがありましたので、こちらも使ってみました。
同様に、自動では認識しませんでしたので、手動で設定しました。

※注意) デバイスの認識はOSの仕様により、1アプリでしか認識しないようですので、
            Dominoとは同時に利用できないようです。


デバイス設定のMIDI Device > midiOut > TemplateAの "Device1 Port-A"に設定すればOKのようです


まとめ

どのOSでも認識できたので、どのデバイスからでも演奏できるのは大変助かります。
MIDIファイルの演奏目的であれば、Roland UM-ONE mk2の利用はお薦めと言えます。

トピックとしては以上となります。
ご閲覧頂き、ありがとうございました。



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